廻る恩
随分前に友人達とバイクで静岡に行った時、
雨の帰りの道中で先に転倒した友人に気をとられ、急ブレーキをかけてしまい激しく転倒。
幸い友人は無傷だったけど私は足が重いハーレーの下敷きになってしまい、足が動かない。
もちろんみんな助けにきてくれたのだけど、
ちょうど私達のバイクの後ろを走ってた地元の車の2人の若者が降りてきてくれた。
そして救急車の手配や道路の交通整理、乗り手がいないバイクの搬送等を手伝ってくれた。
こんな全く土地勘のない所での地元の方の援助はとてもとても有難い。
それと、ただハーレーというだけで突然電話で引き取りを依頼され
多分「えっ?なんで?うちが?」という言葉を飲み込み、
バイクを回収してくれた、たまたまそこそこ近かった喜徳なハーレーのディラー店。
そしてまた大阪から静岡まで引き取りに行かなきゃ、と思ってたら
又たまたまその静岡のディーラーが、私がお世話になってる大阪のディーラーの姉妹店だった。
そして店長が数日後にその店に車載車でバイクを引き取りにいくので、
ついでに載せてきてくれると。
転倒はアンラッキーだったけど、いろんな方々のご厚意に支えられました。
車の若者達も以前はバイクに乗っていて、
自分たちも事故の時は周りに助けられたから恩返しをしたかった、と言ってくれた。
恩は廻る、さて私はその恩を返せているだろうか?
ちなみに私の足は病院で随分ほったらかされている間に動きだし
レントゲンには立派な極太の骨がまっすぐ写し出されていた。
やっぱりこれはもっと働いて廻りに恩を返しなさい、貴方はまだまだ返せていない!
という神様の思し召し。