おおさかぐらんま

大好きな旅と自転車とバイクのお話です

ねえさん、最近走ってますか?

「ねえさん、最近走ってますか?」

随分前に年下のバイカーに言われた言葉。

彼は以前あった近所のスーパーで働いており、

私がハーレーに乗ってるのを見て時々話しかけてきました。

何でも30代で子供は3人いるけど、コツコツお金を貯めてハーレーを買うのだと。

「あともう少しなんっすよ~」とか言ってたのが、とうとう買ったのでしょう。

それはねえさんほめたる!よう頑張った。

しかし、なんなんそのいきなり上から目線、ねえさん傷つくわ。

確かにその頃だんだんとハーレーに乗らない日々が続いていました。

でも、「この前こんなとこに行きました、今度はどことどことどこにいくんです!」

と彼がよだれをたらさんばかりに話すその場所は。。。

(へえ~、ねえさんその場所ならとお~に走ったわ、ぜ~んぶな!)

とはあまりに大人げなくて言えませんでしたが。

免許を取ったり、バイクを買ったりした後はもう乗りたくて乗りたくてたまりません。

誰かのブログを見て、こんな道を走りました!こんな物を食べました!とあれば

まさによだれをたらさんばかりに、おし、次はここに行こう!となります。

それはもう楽しくて楽しくて・・・・・・・・・家族の存在を忘れます。

私の夫は30代の頃、スキーにドはまりしていました。

仲間達と隔週で泊りのスキーにでかけます。

私もスキーはできるのですが、誘ってもくれないし、

意を決して行きたいと言えば、やれ車に乗れない、部屋がない、

挙句の果ては「お前と滑っても楽しくない」

世の中にこんな血も涙もない奴がおるのかと、当時は壮絶なケンカもしました。

が、私が40代になりバイクに乗り始めると、海外や九州、北海道へと数日間家をあけます。

あら、ごめんなさ~い、でもめっちゃ楽しいわ、ありがとうダーリン!となりました。

そして今、

夫はスキー仲間とも散りじりになり、今はネトフリとアマプラでベッドに苔がはえそうです。

誰かの言葉に「夫婦は常にどちらかが片思い」とうのがありましたが、それも40代までかなぁ?

50代になるとお互いに相手が機嫌よく過ごしてくれる事を願います。

そして60代、日々の小さな衝突もこれ以上言うと後が面倒くさい…

からの寸止めの技術が熟練の域に達してきます。

もちろんあくまで個人の見解ですし、これから先はどうなるかわかりませんが、

今は消息もわからないくだんのバイカー君も、元気でやってるかな?

ねえさんより